医療・介護業界について〜株式会社介護コネクティブ×株式会社樹 対談 後編〜

前回に引き続き、株式会社介護コネクティブの寺本代表と弊社代表の樋尾が対談をお届けしていきます。

前編をまだ見ていない方はこちら

いつきの機能訓練指導員

寺本代表

僕はもともと理学療法士で、デイサービスの中だと機能訓練指導員になるんですけど、いつきさんには理学療法士だけじゃなくて作業療法士や言語聴覚士の方もいらっしゃって、僕も聞いたことがないぐらい業界的には珍しいと思うんです。

病院の外に出て、介護の現場で活躍している人って、まだまだ少ないイメージがあるのと、あとそもそも企業さんがちゃんと理学療法士を採用して、機能訓練をしっかり会社全体でやっていくというところをまだあんまり僕も見たことがなくて。

実際にいつきさんの中で理学療法士はじめ機能訓練指導員の方々って、どんな活躍をされていますか?

樋尾

まず今四日市・伊勢・津の3拠点で機能訓練指導員というは9名います。

内訳はPT4名・OT2名・STがなんと2名柔道整復師さんが1名の合計9

寺本代表

ということはほとんどがリハビリ専門職の方々で構成されているということですね

樋尾

機能訓練指導員とはいうものの、そもそもいつきの職員であるわけですよね。

ご利用様から見たらいつきの職員であって、いつきとしての行動が取れるかどうかっていうのが大事です。

それとやっぱり病院の経験を経て介護施設で働きに来られる方が大半なので一対一のリハビリは強いんです。

だから僕はよく言うのは一対複数の機能訓練ができるように、要するに同じ目的、同じリハビリをしなきゃいけない方達をまとめてリハビリができたりとか、そういうことができなきゃいけないよっていう話をまず最初にします。

寺本代表

一対一も大事ですけど、一対多ていうとこですかね、そこが大きく違うよと

樋尾

後は機能訓練指導員だとやっぱりリハビリ機器を使ってのADLの維持向上っていうのが第一の目的になるんですけど、そこだけに終わる機能訓練指導員が僕は多いような気がします

寺本代表
確かに多いですね
樋尾

本当の機能訓練だったら心身ともに機能の回復を図るってことだと思うんです。心身てことは心と体。だから心のケアもできて初めて機能訓練指導だと思うんですよね。

もう一つは機能訓練をするだけが目的ではなくて、例えば施設でトイレを行く時にどういう風な行動・動作をご利用者様が取られて何に不自由を感じておトイレをされているのか、トイレの現場まで見に行かないと。

それを家に帰っておトイレをしやすくするために機能訓練をするわけであったら、その現場を見に行かずに計画を立てても机上の空論だと思うのでそういった話を徹底的にしていきます。

ですからいつきの機能訓練指導員というのは非常に柔軟な発想ができる人たちが多いです。

例えば歩けるようになりたいとご利用者様からコメントをもらいました

寺本代表ならどうします?

寺本代表

だいたい多い理学療法士の答えだと、歩けるようになるためにこういう運動しましょうとかになっちゃうと思うんですけど、歩いて何をしたいんですか?とか歩いてどこに行きたいんですか?とかを聞きますね

樋尾
だから寺本代表は樹の機能訓練指導員になれるんですよ(笑)

歩けるようになりたいで会話が終っちゃいけないんですよ。ご利用者様のニーズの掘り下げっていうのが大事で、歩いて何がしたいですか?

昔お父さんと一緒に桜を見に行ったあの河川敷を一人で一回夜歩いてみたいなとか、そこにエピソードがあったりしてそこでまた信頼関係も生まれたりするので。

リハビリはなかなかご利用者様にとっては大変なトレーニングでもありますのでその時に「お父さんと行ったとこ行きたいですね」なんて声をかけられる、そんな機能訓練指導員ばっかりになればいいんですけど今もうそれが体現できている機能訓練指導員も居れば今まだ成長中の機能訓練指導員もいるのでね。

全員がそういう風な考えのもといつきを盛り立てられる機能訓練指導員に成長してもらえるようにまだまだ色んなお話をしていきたいなと思っています

機能訓練指導員に必要なこと

寺本代表

樋尾さんが考える介護業界における機能訓練指導員、理学療法士に求めること、どんな能力が必要だとお考えですか?

樋尾

先ほど話した内容と重複するかも分からないですけど簡単に言うとシステムエンジニアのような理学療法士。

要するに物を直す技術もあるし、構造も知っている。そしてそれをちゃんと提案できる言語力、会話力、対話力。この両輪が揃った理学療法士が必要になってくると思います

寺本代表

職人としての理学療法士と、コミュニケーション、対話力でその人のモチベーションを引き出したりとか、本当にやりたいことを導いて、それをスタッフの皆さんにも浸透させていく

樋尾

今から何のためにトレーニング、リハビリを行うのか、このトレーニングはどういうことができるようになるためにやるのか、それを具体的に説明しながら専門的な知識を持ってコーディネートする。

そういう営業職権職人のような理学療法士が必要だと思います。

現状で思う限り理学療法士さんの年度ごとの合格者数は非常に増えてきて多くなってきてますよね。もう実際に今言ったような理学療法士の方は多数僕は全国にお見えになられると思います。

理学療法士の国家資格を取るっていうのは皆さん並々ならぬ努力をされて合格されると思うのですけど、とってすぐ資格を利用される人もいれば例えば介護業界のコンサルティングの会社を作るとか、逆に大体のパターンで行くと学校出て病院行ってそれから独立するかその病院続けるかみたいな感じが今までだと思うんだけどもうその時代は終わってしまっていて理学療法士の可能性っていうのはもっとたくさんあると思うんですよね。

まずは自分自身の理学療法士としての一番能力が高いところはどこなのかを認識し、それを強みとして磨き上げることが、今後理学療法士さんが生き残って行って成長していく部分に大きくつながるのではないのかなと思います。

まあ理学療法士じゃない僕が言うのもなんですけど(笑)

寺本代表
樋尾さんはその辺の理学療法士よりも理学療法士らしい利用者さんの見方とか接し方をされるので、本当に僕は学びが多いです。

確かに理学療法士にもいろいろな強みがあるので、それを活かして病院の中だとシステムエンジニア的な、職人としての気質がどうしても強くなっちゃうと思うんですけど、一方で介護でも医療でも最近よく耳にする言葉で「自立支援」っていう言葉が日本の制度の中で中核にあるじゃないですか。

自立支援を促していく支援していくっていうことが、病院の外のデイサービスとかの役割にすごく重きがあるなと思います。

理学療法士がちゃんと評価、利用者さんのアセスメントをして、それをスタッフの方と共有してそれこそ旅行に行きたい方をどういう風に旅行に行けるようにするかとか、お墓参り行きたいとか、お孫さんの結婚式に行きたいとかいろんな希望があると思うんですけど、それを専門的な分野専門的な視点から管理しながらみんなで共有しながらその人の夢を叶えていくみたいな、「人の生きがいプロデュース業」みたいな感じがあるということを僕は病院の外に出て初めて知りました。

いつきさんはそれをまさに現場でやられてるんだっていつも感じるので、今話を聞いて確かにそうだなってすごく感じました。

寺本代表の強み

寺本代表
ちなみに僕の強みってなんですか?
樋尾

動画で見てる方はわかると思うんですけど、寺本代表ってやたら笑ってると思うんですけど、僕が彼につけたあだ名は「スマイルデビル」です(笑)

寺本代表の魅力は笑顔で喋って心から笑顔なんだけれどもちょっと腹黒い。腹黒いっても悪い意味ではなくて、色眼鏡で見ずに自身の経験と学びの上で人を判断するちゃんとした眼を持っている。

そこが僕は素晴らしいなと思ってます。

後はストイックすぎる努力ね。でもその反面その人一倍素直なところを持ち合わせている。

要するに相反するものを両方持ってるって一つの才能だと思うのでそれを寺本代表の一番素晴らしいところで、それの異名を取ってスマイルデビルと名付けさせてもらってます

スマイルデビル

寺本代表

樋尾さんに命名していただいて、ある界隈では定着してますので(笑)

逆に僕は樋尾さんのことを三重県の介護業界の所ジョージというふうに紹介させてもらってるんでそれでよろしいですか?

樋尾

最近ライフスタイルもそんな形になってきまして、ヴィンテージカー欲しいなあとか、釣り行ったりとかね。

何よりもご利用者様が社長って呼んでくれるよりジョージさんとか所さんとかあんたのあの人に似とったわね〜誰やったかね〜っていうことで一つご利用者様との会話が広がる。その部分では所ジョージさんっていうのはご利用者様にとっても、記憶に残っている人であっていい人っぽいていうイメージがあるのでそういう分では助かってます。

所ジョージさんありがとうございます

いつきの今後のビジョン

寺本代表

病院の外での理学療法士の可能性とか、求めるところも介護業界の現場からの考え方も伺えたので見てくれている学生さんとか、これから病院の外で活躍していきたいという若い方にも伝わるメッセージだったのかなと思います。

これからのいつきさんの取り組みとか樋尾さんが今後こんなことやっていきたいとか、会社全体でのビジョンを聞きたいんですけど

樋尾

全部話すと長いよ〜。

端的に言いますといつきの中でいつきビレッジ構想というものがあります。ビレッジ、村っていうことですね。

簡単に言うと高齢者の皆さん、ご障害をお持ちの方あるいは重度の障害をお持ちの子供達、その他就労支援活動が必要な若者たち。

それと職員たちがより働きやすくするためのワークライフバランスを整えるための企業内保育。

あとちょっと話がずれちゃうんだけど小学校とかで教えてる食育っていかがなものかと思っていて、農作物を育った状態で収穫することを食育としているけれども育てるためのどういう準備をしなきゃいけないかとか、腐っちゃって育たなかったとかそういう経験をしないと本当の食育じゃないと思うんですね。

四日市は農業が盛んですから農業の技術を持ったアクティブシニアさんたちがたくさんいるのでそういう活動もしていきたい、拠点を持ちたいということと後はそういったみんなで作った農作物でアクティブシニアさんとあと障害をお持ちの皆さんが生き生きと働ける職場それもごちゃ混ぜにした施設をいつきの一号店の四日市の周りで作ります

寺本代表
本当にいろんな人が共生してる村なんですね
樋尾

村なので、村民登録もしてもらったりとか、登録していただくと何か特典が得られたりとか、あるいは子育てをされている世代の方たちが喫茶店に来てくれることによって高齢者の皆さんの持ってらっしゃる貴重な人生経験や生きる知識そういったものが永続的に継承されるそんなコミュニティを作りたい。これが目的です。

寺本代表
それが一番の根幹にあるんですね
樋尾
二つ目は、P Tさんとも絡んで、ドクターがこれ以上機能が回復しないと言われたクライアントさんあるいはなんだかの理由でリハビリが嫌いになってしまってやめてしまった方、あるいは脳梗塞、くも膜下出血により半身不随になったりとかそういう方に特化した民間のリハビリ総合センターを作りたいなと思っています。

寺本代表
そこで理学療法士も活躍していけますね
樋尾
あくまでも病院でやる事っていうのは急性期で、その後民間の我々がフォローすることによってよりエンドユーザーの皆様のリハビリを促進させるそういう効果が生まれるんじゃないのかなと思っていて、いつきビレッジ構想の大きな柱の二つはごちゃまぜ論の福祉の世界を作ることによって高齢者の皆様からの貴重な経験や知識を継承するシステムを作る。

で、もう一つの大きな柱として民間の総合リハビリセンターを作るということです。

はいもうせっかくだから、宣言します。3年以内に必ずやりますから見ててください!

寺本代表

じゃあ2023年内ですね。もうすぐですね!楽しみです

樋尾

第二本目の柱の総合リハビリセンターの中核となる方は寺本代表からご紹介いただいたブレーンの皆さんで、他にも全国の変わり者のPTさんOTさんSTさん四日市に是非集合してください!

集まれ〜〜

寺本代表

もうでもすでにたくさん集まってきてますよね

樋尾

かなり人数集まってきてるんですけど、僕は四日市が介護先進都市って言われるようになりたいので名古屋から四日市通ってでもあそこ行きたいんだとか、そこまで行けば理想的ですね。

ただその本当に膝と膝とを迎え合わせて、本当はリハビリって20分が最低基準だと思うんだけど、そうじゃなくて場合によっては一時間半とか場合によっては1分でもいいかも分からないですけど、その時間がなぜ必要なのかという話し合いをきっちりしてリハビリを受ける方にご納得を頂いた上でそういったサービスを提供する。それをやっぱ民間の企業としてやっていきたいなというのが思いというより必ずやります!

寺本代表

僕は何度も樋尾さんとお話しさせてもらってますが、それはもう樋尾さんの有言実行というか、もう契約ですもんね

樋尾

有言実行不言実行です!

これをご覧の皆様3年後になって僕がそれをやってなかったら嘘つきだという風に風評を流していただいて結構でございますので。

でも僕は人にも恵まれてまして、やろうと思ったことで叶わなかったことはないのできっとそういう風になっていくんだろうと勝手に思い込んでます

寺本代表

もう現にいろんなご縁から樋尾さんの魅力や想いを伝えると一緒にやりたいって人たちがガッツリ集まってきてますもんね

理学療法士で言うと、脳卒中に特化している方と、あとは訪問看護ですかね、あとは自費の予防事業をやってらっしゃる方とか。

そこには一年目とか二年目とかの若い子たちも入ってきていたりとかすごい面白いコミュニティができてきているなと思いますね。

樋尾

あともう一点補足して言うならば、病院でも学ぶことはたくさんあると思いますし、今までは病院で学ぶことの方が多かったと思うんです。

でも民間の企業がそう立ち上げるとこによって民間企業に就職することでそこでコテコテに勉強をする。

しかも病院ではできない勉強ができるような教育をシステムであったり、学ぶ機会の提供をすることが未来の若手を育てることに繋がったり、結果的にリハビリの日本の技術が高度なものにもっとなるんじゃないのかなと言うふうには思っています。

最終的には日本から海外へですね。PTさんの輸出は必要だと思います。

寺本代表

日本で学んだことを海外に伝えていくということですね

樋尾

いつきでも実際にミャンマーの方が働いていらっしゃって、僕はミャンマーっていう国が好きなんですけど、例えばミャンマーで交通事故を起こしました右足の下ぐっちゃりいっちゃいました。足を手術します。どんな手術をするかというと切るだけです。

寺本代表
切断だけになっちゃうんですね
樋尾

まだそういう国がたくさんあって、日本の高度な医療技術、リハビリテーションっていう部分において日本の技術っていうのは相当高いと思うんですね。

そういう人たちがどんどん海外に出てくるべきであろうし、ただその優秀な人たちが流出するのは避けなきゃいけないので、逆にそういうのはやっぱり国のほうも考えていただきたいなと思います。

逆に海外で勉強をして日本でそれを生かすっていう方もたくさん増えてくる時代がもうすぐ来てると思いますので、医療、介護広い意味で福祉という部分のおいても日本単体で考えるべきじゃなくて世界全体でも考えていかなきゃいけない。

その中でもやっぱ日本の中小企業の代表であるとか、そういった元気があって野心家で柔軟な発想を持つ人たちが集まればこの日本の福祉業界とか介護業界を変えていけるんじゃないのかなと思いますね。

寺本代表

日本から海外のビジョンもぜひご一緒に考えていけるような場仲間たちがもっと集まってくれると嬉しいですね。

ミャンマーもまたぜひご一緒させていただきたいです!

今日こうやってたくさんお話ししていただいてありがとうございます。

たくさんの方が見ていただいていると思うので、最後にメッセージいただけたらと思います

樋尾

僕いつもこういうすごいラフな感じです。

介護は直接できないんですけど熱い思いがあることに対しては誰にも負けない自信があります。

でも今僕が求めてるのはライバルです。同じような考えじゃなくても切磋琢磨することによって、この介護業界というものをもっとより良いものにしたい。あるいはどこの施設に入ってもご利用者様が笑顔になれるような施設になって欲しい。そんな願いがあります。

是非ご賛同者の皆さまご連絡をいただければと思います。

そして最後に学生の皆さんにはぜひ既成概念を打ち破る能力を手に入れて欲しいと思います。

学校のご紹介する実習先での勉強とか学校の紹介する就職先要するに病院への就職。これが悪いわけではありません。

様々な情報を得ることができるこの世界で選ぶ権利を持っているのは皆さん方です。学校が主役ではなくて皆さんの方が主役なんです。

それを深くご理解頂き、我々のようなこんなおっさんたちをですね、踏み台にしていただいて天高く成長していただきますことを心より切にお祈り申し上げます。

以上ですありがとうございました

 

いかがだったでしょうか?

対談中にも話しているように、いつきにご興味がおありの方はいつでもお気軽にこちらからメッセージください。お待ちしております!

 

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